12月はお歳暮のシーズンですね。
一年間お世話になった上司の方や仲人さん、親戚や知人に
お歳暮を毎年贈っている人も多いかと思います。
毎年贈っているお宅がもし、今年ご不幸があり喪中だったら・・。
お歳暮は控えるべきなのか、気にせず贈っても、、いいものなのか・・・悩むところですね。
では実際どのようにしたらいいいのでしょうか。
お歳暮 相手が喪中のとき控えるべきか
贈る相手が喪中であるとき、お歳暮は贈るべきか
控えるべきなのか、迷いますね。
その答えは、気にせず贈ってもよいとのことです。
喪中の時に控えなくてはいけないのは、お祝い事です。
お歳暮というのは、お祝いではなくて感謝の気持ちを形に表したものですので、
気にせずに贈ってもかまいません。
お歳暮 喪中の時の送り状は?
では、送り状を書くときは、どのように気をつけなくてはいけないでしょうか?
また、お悔みの言葉は必要でしょうか?
いつものように書いて構わないのです。
しかしながら、
・ご家族もお元気でお過ごしのことと思います。や、
・ご家族のみなさまはおかわりございませんか。のような
家族に関することなどは控えたほうがいいですね。
思い出してしまいますね。
また
・よい新年をお迎えください
というのも避けたほうがよいです。
文例
拝啓 年の瀬もいよいよ押し詰まり、何かとご多忙の日々をお過ごしのことと存じます。
日頃は、公私に亘り多大なるご配慮にあずかり、心より御礼申し上げます。
つきましては、本年の言葉に尽くせぬ感謝の気持ちを込めまして、
心ばかりの品を別便にてお送りいたしましたので、ご笑納いただければ幸甚に存じます。
来年も変わらぬご指導の程、宜しくお願い申し上げます。
略儀ながら、書中をもちまして歳末のご挨拶申し上げます。 敬具
平成○年○月○日
こんな感じでしょうか。
シンプルにまとめたほうがいいでしょう。
調べると、他にもいろいろ文例があるかと思いますが、
先ほどの避けたほうがいい文章は抜いて、
書くようにしてください。
お歳暮 喪中の時の注意すべきことは?
送り状の内容のほかに注意すべきことはあるでしょうか?
まず、のし。
もちろんのことですが、紅白はダメです。
一般的には、お歳暮は紅白の水引ののしをつけて贈りますが、
喪中の時は、無地の短冊にしてもらいましょう。
お歳暮を複数贈る人は、他の人と一緒にまとめて注文したり、
誰かに頼んだりして、(自分で間違ってしまうこともある)
うっかり紅白の水引ののしで贈ってしまった・・・なんてこともあるでしょう。
先方はそれほど、気にしていないかもしれないし、
もしかすると、すごく気にしているかもしれません。
人それぞれですから。
気になるのであればやはり、お詫びの電話を一本入れておくほうが
ずっと気に病まなくて済みますし、
非常識と思われずに済みます。
もちろん、お手紙でもいいと思います。
要は相手の方に誠意が伝わればいいのですから。
それから、贈る時期も注意点があります。
四十九日は避けることです。
やはり、まだ四十九日が終わるまでは先方も落ち着きません。
悲しみを癒えていません。(それは四十九日を過ぎても同じかもしれませんが)
四十九日前だと、
本来伝えたい、感謝の気持ちよりも
お悔みの意味合いも入ってきてしまうので、避けてずらして贈りましょう。
四十九日を避けてずらしたら
ちょっとお歳暮の時期を過ぎちゃうなーっという場合は
寒中見舞いという言葉に変えるといいと思います。
まとめ
お歳暮は感謝の気持ちを表すための贈りものです。
ですから、毎年贈っているのに、喪中だからといって今年は辞める必要はなく、
やはり感謝の気持ちはいつもどおり伝えましょう。
しかし、贈る時期やのしなど、喪中ならではの注意点があるということを忘れずに
贈るようにしましょう。